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カルフール幕張

Carrefour S.A.が、当社を設立したうえで2000年に日本国内1号店となるカルフール幕張を開店し、日本進出を果たした。当時、総合小売業への外国資本の参入が珍しかったことや、卸を通さない直接取引での価格破壊を目指したことが流通革命につながるとして注目を集め、「黒船襲来」と世間を賑わせた。

カルフール(Carrefour)は交差点の意味があり、本国でのカルフールの特徴であったオートウォークと呼ばれるスロープ方式(階段式でない)のエスカレーターやインラインスケートを履いた案内係が、日本のカルフールにもそのまま導入された。

しかし、日本人の強いナショナルブランド志向や飽きっぽいなどの特性をつかめなかったことや、日本企業も多数大型ショッピングセンターを開店しており競争に打ち勝てなかったことなどから業績が思うように伸びず、店舗も1号店のカルフール幕張を皮切りに南町田・光明池・狭山・箕面・尼崎・東大阪・明石の8店舗を展開したものの進出当初の目標だった2003年までの13店舗の開業は果たせなかった。加えて、中国での事業が好調なことへのさらなる投資や、本国フランスで他のディスカウンター(安売り店)に押され業績不振であることを打開するための投資が必要となり、その原資調達の手段として、不振が続く日本事業の経営権を、日本法人であった当社を売却する形でイオン株式会社に譲渡した。当社はイオンマルシェ株式会社に改称し、カルフールの店舗は継続されたものの事実上、進出から4年でCarrefour S.A.は日本から撤退する結果となった。また、このとき代表取締役社長が、本国から出向していたロイック・デュボワ(Loic DOUBOIS)から、イオン株式会社の前専務執行役の平島福喜(ひらしま ふくのぶ)に交代している。